みなさんこんにちは!今回はゴールデンカムイの土方歳三について取り上げていきます。
江戸時代末期に江戸幕府によって組織された浪士隊・新選組。そこで鬼の副長と恐れられた土方歳三は、歴史ファンのみならず多くの方が名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
諸説はあるものの、「土方は戊辰戦争の最後の戦場である函館五稜郭で戦死した」という説が一般的と言えます。明治時代が舞台のゴールデンカムイには、「戊辰戦争で戦死したと噂されたが、実は監獄で生きていた土方」が登場し、活躍するのです。
老いを感じさせない強さを誇り、周囲をまとめあげる土方はただただ格好いい。活躍シーンを見ていきましょう!
まずゴールデンカムイとは
舞台は日露戦争後の北海道。獄中でとある人物が大量のアイヌの埋蔵金のありかを、囚人たちの身体に刺青として残しました。誰が多くの囚人に出会い、誰よりも早く地図を完成させるのか。大迫力の金塊を巡るバトル漫画です。
他にもサバイバルや歴史、アイヌ民族の文化、狩猟グルメ、ギャグ、ホラーなど様々な要素が闇鍋のように混ざっているのが特徴。学べる漫画として名前が上がることも多々あります。
メディアミックス
原作漫画はヤングジャンプで連載しており、31巻で完結しています。
テレビアニメは現在4期まで放送終了、最終章の制作が決定。cvは「中田譲治さん」が担当しています。渋く筋の通った演技が最高です。
2024年春には実写映画化、そしてWOWOWにて続編の実写ドラマを放送中です。土方は映画にもドラマにも登場します。「舘ひろしさん」が演じており、漫画から出てきたかのようなビジュアルが発表された時から大反響。先述の通り史実の土方は若くして亡くなっていることから「土方歳三は常々演じたいと思っていたが、この歳では無理だと思っていた」といった趣旨の舘ひろしさんのコメントが、ファンの間で話題になりました。演技も言わずもがな最高です。
土方の初登場は?
金塊争奪戦は、主に杉元一派・鶴見中尉率いる第7師団・土方一派の3グループの争いとなります。自身も刺青囚人であり、囚人たちに刺青を掘った張本人とも深い面識がある重要人物とあって1巻7話から登場とキャラクターの中でもかなり早く、最終決戦まで活躍します。
他の囚人との対戦1
過去に殺害した遺族に妻を人質にとられたことで、犯人達を返り討ちにして殺人罪で網走監獄に入った人斬り用一郎。
彼には京都で尊王攘夷運動に参加していた過去があり、獄中で出会う前から土方とは面識がありました。
尊王攘夷派と新選組、敵対する関係だったのです。お互いに老いた姿での再会となりましたが、
用一郎には若き日の土方の面影が重なって見えます。形は違えど過去に日本の為に戦った2人の決闘シーンは見逃せません。
新選組時代の土方が垣間見える貴重な回で、16巻151~154話に収録されています。
他の囚人との対戦2
18巻171話~176話に登場するのは刺青囚人の関谷輪一郎。彼は不運にも落雷で娘を失った過去から、多くの人間に毒を用いた「運試し」を仕掛け、毒殺犯となり囚人になりました。そんな関谷が興味を持った英雄・土方歳三。土方は運試しの際に毒を引き当て、生き埋めにされてしまいます。
この回は仲間であり戦闘力の塊であるちんぽ先生(牛山)も同じく毒で正気を失ってしまい、作中で役立たずと呼ばれるシーンまである門倉看守部長の見せ場でもあります。一時は動けなくなってしまうものの勿論一筋縄ではいかない土方さん、そしてその仲間の活躍も合わせてお楽しみください。
この時代に老いぼれを見たら「生き残り」と思え
名言を沢山残している土方歳三。凄腕スナイパー尾形が仲間に加わる茨戸でのエピソード、最終決戦など格好いいシーンは上げだすとキリがありません。自身の愛刀「和泉守兼定」でアイヌの少年・チカパシとともにチタタプ(魚や肉を細かく刻み叩いたもの)したりと、戦闘以外でたまに見せるおだやかな姿も魅力のひとつです。
ストーリーにおいてもかなりの重要人物ですので、ぜひおすすめシーンだけでなく最初から最後まで物語を読んで、お気に入りのシーンを見つけてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!