本記事では「【トップガン】グースの死因はキャノピー?ジェット後流やコールサインについても解説!」と題しまして
- 「トップガン」でのグースの死因は?
- ジェット後流とは?
- 「トップガン」におけるコールサインについて
以上について紹介していきたいと思います。
「トップガン マーヴェリック」が、公開になりましたね。
ちなみに「トップガン」は1986 年の映画、トム・クルーズをトップ・スターに押し上げた映画で、一度は見ている人も多いと思います。
またストーリーは起承転結がはっきりしていますから、とっても解りやすいし、ドキドキ!スッキリ!の映画です。
そして、そんな「トップガン」で大きな転機となるのが、「グースの死」です。
そんなグースにフォーカスをあてて気になる疑問を解決していきたいと思います。
【トップガン】グースの死因はキャノピー?
トップガン一作目でマーベリックの相棒グースを演じたアンソニー・エドワーズは医療ドラマの先駆け「ER」のグリーン先生でも人気を博しましたね。ちなみにキーファー・サザーランド主演のネトフリドラマ「サバイバー」にも大統領補佐官役で出演。 pic.twitter.com/cK9ItAxSmY
— suepuriö (@Suepurio) May 31, 2022
グースが死亡するシーンは戦闘訓練中のドキドキシーン内の、約1分の出来事です。
そんなグースはなぜ死んだのか死因が気になりますね…。
その答えを先にお伝えすると…
グースの死因は
「キャノピーにぶつかったことによる死亡」です。
マーベリック機のエンジンが停止、落下、脱出するのですが、マーベリックは生きているのに、グースは亡くなります。
お話は淡々と進むので、見ている最中は気にならないのですが、振り返ると、何故亡くなったのか、かなり気になります。
見落としがちですが、よく見ると、ちゃんと映像としては描かれています。
グースはキャノピー(戦闘機の操縦席を覆う天蓋・風防ガラス)に激突、頭頸部の外傷・骨折により死亡します。
二人が戦闘機から射出される時、グースが脱出レバーを引いて約4秒、グースとマーベリックが射出されました。
その後、先に射出されたキャノピーの中にグースが吸い込まれ、キャノピーが回転、グースが衝突する映像が描かれています。
そして、二人がパラシュートで海面へ落下、マーベリックがグースを助け上げますが、その時、グースは頭部から出血、頭頚部の外傷が確認されます。
映画では、キャノピーへの衝突が発生しています。
ですが、現在の戦闘機では、脱出装置が正常に働いた場合、キャンピーが搭乗員の射出機動から完全に消失した状態で搭乗員が射出されます。
なのでグースの死因になるような事故は起きないようになっているそうです。
ただ、戦闘機の故障等でキャノピーが十分外れない場合、機内の事故や故障があった事例では、ギャノビーに激突、頸部骨折が発生した事例はあるようです。
「トップガンでのグースの死因」を無料で見る方法は別記事で紹介していますのでご覧ください。
https://enginez.jp/topgun-netflix-1741
ジェット後流とは?
#トップガン
中学校の時かな、このマーベリックのヘルメットがカッコよくて、憧れたな。
友達とチャリンコ2ケツして「ジェット後流だ!」ってジグザグにローリングしてぶっこけたり(笑)
ドックタグ作ったり、パッチ貼ったフライトジャケット着たり、大好きな映画だな。ほんとカッコいい。 pic.twitter.com/ZE7c4BlzZs— jet (@jet4774) November 20, 2021
グースの直接の死因は、キャノビーへの衝突ですが、脱出前の事故をもう少し分類してみると…
- マーベリック機にエンジントラブルが発生
- マーベリックが機体の体制を立て直せない。
- マーベリックが脱出レバーを引けない。
このように分けられます。
エンジン停止があっても、正規の方法で、対処できれば、体制を立て直せる場合も多いようです。
ただ、天才のマーベリックが立て直せなかった。
映画ではエンジンが停止したあと、機体は回転し、落下します。
マーベリックの身体は前方、キャノビーに押し付けられ、身体が動かない状態が描かれています。
このため、立て直しもできず、脱出レバーも引けなかったようです。
そして、グースが脱出レバーを引き、射出させる・通常ではない状態での脱出。
このことが事故の原因の1つとして、映画では挙げられているのではないでしょうか?
では何故、マーベリック機がエンジントラブルを起こしたのか?
映画で、グースが「ジェット気流だ(吹替)、ジェット後流だ(字幕)」と叫びます。
ジェット後流とは…
ジェットエンジンから排出される排気ガスの流れのこと
渦を巻く激しい乱流で、高温高圧、かつ低酸素濃度の排気ガスで、直接当たれば、人間は死亡するほどの排気流です。
ジェットエンジンは前方全面から均質な流れの空気を吸い込み、その空気を圧縮して、燃焼させます。
ですが、ジェット後流は乱流で均質に空気を取り込めず、かつ高温高圧で、圧縮機での吸気圧縮が不十分になります。
そしてさらに、低酸素のため、燃焼力も低い。
このため、ジェット後流をジェットエンジンが吸引すると、エンジンは停止します。
マーベリック機のエンジントラブルはアイスマン機のジェット後流を吸引したことによるエンジン停止です。
アイスマンは機銃で狙える近距離状態で、敵機(バイパー機)を狙えるポジションを保ち、慎重にロックオンしようとしていました。
ですが、援護機のマーベリックとグースが、彼の慎重さに業を煮やし、交代を要求します。
アイスマンがあきらめ離脱する時、マーベリック機がアイスマン機に近寄り過ぎました。
その影響で、ジェット後流を吸引、左右が同時に停まらず、右が先に停止、その後左が停止したため、機体は回転します。
そしてマーベリックは操作不能、身動きが取れなくなりました。
戦闘機操縦としては初歩的なミスで、操縦者は絶対にしない行動です。
ちなみに訓練では、そのような行為があったらその時点で、管制塔や指導者等から、注意や厳罰を食らう行為のようです。
マーベリックの才能、トップガンへの二人の執着と自分たちへの過信の表現なのでしょうが、これは映画の中だけの話のようです。
ちなみに死んでしまったグースを「アイスマン」や「クーガー」と勘違いしている人が多いですが、死んだのは「グース」です。
コールサインについて
トップガン マーヴェリック IMAX
若者達に道を示し去っていく、ピート・"マーヴェリック"・ミッチェル最後のミッション。難点はトムが年齢不詳過ぎる点くらいで、オマージュ満載な前作ファン号泣必至の完璧な続編!空中戦のリアリティは隔世の感。俺もコールサインが欲しい。問答無用の完結編!傑作! pic.twitter.com/VdQxW60fvt— arika (@arika_avenger) May 27, 2022
映画の中に、コールサインという言葉が出てきます。
ただ、コールサインとは本来「放送局・航空機・船舶・アマチュア無線局」等につけられる呼出し符号で、個人につけられるものではありません。
実際、マーベリック機は、映画の中で管制塔から「ゴーストライダー」と呼ばれており、本来のコールサインは、「ゴーストライダー」です。
映画でコールサインといわれているものは、コードネーム、TACネームと言うのが本来でしょう。
映画での呼び合いはほとんど、コードネーム(TACネーム・映画ではコールサイン)で行われています。
これらは、本名とは関係なく「通称、あだ名のようなもの」で、本名より当人を表現しています。
緊急事態、パニックのようなとっさの時にでも呼びやすい呼称なのだと思います。
ではトップガンの主要登場人物のコールサインと本名を紹介します。
<コールサイン> | <本名> |
マーベリック | ピート・ミッチェル |
アイスマン | トム・カザンスキー |
バイパー | マイク・メトカフ |
グース | ニック・ブラッドショウ |
「マーベリック」とは「一匹狼」「慣例や規則を守らない人」「思想や行動において独自の方針を示す人」という意味。
彼の行動にピッタリです。
「アイスマン」は、氷屋さんの意味もありますが、「沈着冷静な人」に使われ言葉。
アイスマンにピッタリです。
「バイパー」は、1960年代、つまり、ベトナム戦争時代のアメリカのスポーツカー。
初代トップガンの彼にふさわしい呼称です。
では、グースにはどんな意味が込められているのでしょうか?
グースの意味は?
本名が「ニック・ブラッドショウ」であるグース。
ニック・ブラッドショウのグースというコールサインにはどんな意味があるのでしょうか?
その答えを先にお伝えすると…
「グース」は「おばかさん!」という意味。
グースは過去に、自分の操作ミスで、飛行機を水没、破壊したことがありました。
そのことから、コードネームが「グース」になったことをグース役であるアンソニー・エドワーズさんが明かしています。
「グースは昔、飛行機のエンジントラブルに遭遇したときに、壊れていないエンジンを選び間違え、壊れている方のエンジンを起動させたんだ」「その結果、飛行機は水中に落下してめちゃくちゃになったから、“グース”という名前になったんだ。Silly Gooseが由来なんだよ」と説明した。
アンソニーが言うSilly Goose(シリー・グース)とは、英語で「おばかさん」という意味。これはガン(雁)が持つ「愚か者」というイメージから誕生したフレーズで、ニック・ブラッドショウには過去にそんな大失敗があったため、グースというコールサインがついたというワケ。
引用元:FRONTOW
まとめ
最後に本記事「【トップガン】グースの死因は?ジェット後流やコールサインについても解説!」で紹介したことをおさらいしていきましょう。
❔ グースの死因は?
- グースは射出時、キャノピーに衝突したことによる頭頚部外傷で死亡した。
❔ 事故の原因となった、ジェット後流とは
- ジェット後流とは、ジェットエンジンから排出される高温高圧低酸素の乱気流で、ジェットエンジンが吸い込むと、エンジン停止が起きる。
❔ 「トップガン」におけるコールサインについて
- 映画でのコールサインは、コードネーム・タックネームで、あだ名のようなもの。グースのコードネームは過去の失敗からつけられた。
トップガンはトム・クルーズの映画です。でも多くの人はグースを愛し、印象に残るキャラクターです。
彼は、優しく、ユーモアーがあり、家族思い。
そして、亡くなってしまいます。
今回の「トップガン マーヴェリック」は、トップガンにも出てきた、グースの息子と、マーベリックの人間関係が描かれています。
さぁ、二人の関係はどうなるのでしょうか?
https://enginez.jp/topgun-578
最後までお読みいただきありがとうございました!